熱中症にご注意を!

熱中症は、高温多湿な環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かないことにより、体内に熱がこもった状態のことです。
筋肉痛や大量の発汗、さらには頭痛や吐き気、倦怠感などの症状が現れ、重症になるとけいれんや意識障害などが起こり、生命へ危険が及ぶこともあります。
気温・湿度が高いなどの環境条件と、体調が良くない、暑さに体が慣れていないなどの個人の体調による影響が重なると熱中症のリスクが高まります。
野外で活動している時だけでなく、室内でも発症することがあります。

熱中症予防のポイント
夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。感染対策と熱中症予防の両立を図るため、屋外で人と十分な距離(少なくとも 2m以上)が確保できる場合には、適宜マスクをはずすようにしましょう。
マスク着用時は強い負荷の作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休憩することも必要です。
(1)暑さを避ける
・暑い日や暑い時間帯の外出を避け、無理のない範囲で活動をしましょう。
・通気性の良い涼しい服装を心がけ、外出の際は日傘や帽子を活用しましょう。
・炎天下や高温多湿の場での運動や作業は、避けるようにしましょう。
・室温28℃以下、湿度70%以下になるように、エアコンや扇風機を上手に活用しましょう。(節電を意識しすぎるあまり、健康を害することがないように注意しましょう。)
(2)こまめな水分補給
・のどが渇く前にこまめに水分を補給しましょう。(目安は1日あたり1.2リットル)
・たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや塩あめなどで水分と共に塩分も補給しましょう。
(3)こまめな換気
・窓とドアなど2か所を開けて空気の通り道を作りましょう。
・扇風機や換気扇を併用して効率的に。
・換気後はエアコンの温度設定をこまめに調整しましょう。
(4)日ごろの健康管理
・日ごろから体温や血圧測定などの健康チェックをしましょう。
・バランスの良い食事を心がけ、睡眠をしっかりとりましょう。
・体調が悪いと感じたときは、無理せず自宅で静養を。
(5)暑さに備えた体づくり
・暑くなり始めの時期から、ウォーキングなど適度に運動をしましょう。
・「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度行い、身体が暑さに慣れるようにしましょう。
・水分補給は忘れずに、無理のない範囲で行いましょう。