毎日家族や自分の体調チェックをしてみましょう

新型コロナウイルスの感染防止対策として、日頃からマスクの着用や手洗い、消毒液の使用などに気をつかわれている方もとても多いのではないかと思います。
それに加えて、もしも自分や身近な人が感染をしてしまったかもという場合の備えも大切です。
手帳やノートに体温や体調、出かけた場所などを記録して、毎日の体調管理に役立ててみましょう。
体調チェックって何を確認するの?
・体温:できるだけ決まった時間に検温しましょう。
・食事:におい・味などを感じて美味しく食事は摂れていますか。
・症状:咳や痰、のどの痛み、倦怠感、鼻水・鼻づまりなどの症状はありませんか。
    発熱や頭痛などで解熱剤を使った場合はどんな薬をどの程度服用したか。
・その他体調で気が付いたこと:どんな小さなことでもいいので記入しましょう。
・持病の治療薬があればしっかり飲めているかも確認しましょう。
・勤務:勤務状況と場所
・出かけた場所・会った人:出かけた先、何時頃、誰に会ったか、マスクは着用していたかどうか
自分の平熱を知っていますか?
体温は、体温計があれば誰でも気軽に測れるため、もっとも身近な体調チェックの手段です。自分の平熱を知っておけば、いざという時に落ち着いて正しい判断ができます。
体温は身長や体重と同じように、個人差があります。体温は、子どもはやや高く、年配の方はやや低めです。
個人ごとに、そして測る時間帯、わきや耳など測定部位によっても平熱は異なります。
熱が出る病気にかかっていなくても、運動、時間、気温、食事、睡眠、女性の性周期、感情の変化などによって体温は変動しています。また、朝・昼・夜と、 24時間単位の体温リズムがあり、1日のうちで早朝が最も低く、次第に上がり、夕方が最も高くなります。
あらかじめ測定時間や部位を決めて平熱を知っておくことが大切です。
正しい検温方法(わきの場合)
①体温計の先を下から上にむけて押し上げるようにして、わきのくぼみの中央に体温計の先端をあてます。
②体温計が上半身に対し 30度くらいになるようにしてわきをしっかり閉じます。
③測定の温度が一定になるまで水銀体温計や実測式の体温計は10分以上、予測式なら電子音がなるまでじっとしていましょう。
※飲食や入浴、運動などをした後や外出後の30分間は検温に適しませんので避けて、測る前にはわきの汗をしっかり拭きとりましょう。
※動かず、じっとしているのが基本姿勢です。もしも途中で体温計を取り出したら、最初からやり直しです
日頃から、体温や体調などを記録し、自分や家族の落健康状態を把握してみましょう。