2023年春の花粉飛散予測

日本気象協会から2023年春の花粉飛散予測が発表されました。

2023年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量は、全国的に前年(2022年)を大幅に超える所が多くなると予想され、
九州から東北にかけて前年より飛散量は多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。
例年との比較でも北海道を除くほとんどの地域で例年並み~非常に多くなると予測されています。
スギ花粉の飛散開始時期
スギ花粉の飛散開始は、九州から東北まで例年並みとなる予想で、
2月上旬に九州や四国、中国、関東の一部から花粉シーズンがスタートする見込みです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。
2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから早めに花粉対策を始めておきましょう。
花粉症対策のポイント
①身の回りに飛散する花粉量を減らす
掃除をこまめに行い、掃除機だけでなく、濡れ布巾やモップによる拭き掃除をしましょう。

 

空気清浄機も有効です。
②花粉を持ち込まない
屋内に入る前に玄関で衣類に付着した花粉を払い落としましょう。

 

洗濯物は外干しを控え、室内に干しましょう。
③花粉の体内への侵入を防ぐ
花粉の飛散の多い日の外出を控え、上着は花粉の付着しにくい素材にしましょう。
マスク、メガネを着用しましょう。
目や鼻に侵入した花粉を生理食塩水で洗浄したり、うがいをするのも有効です。
花粉症のお薬
花粉による症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻の症状、目のかゆみや充血などの目の症状が現れることが多く、
他にも肌荒れや喉の痛み、頭痛などがみられることもあります。
不快な症状を緩和し、少しでも快適に過ごすためには、薬の服用は有効です。
花粉飛散開始予測日を目安に服用を始めることで、発症を遅らせたりピーク時の症状を軽減できたりするので、
自分の症状にあった薬を上手に利用しましょう。
鼻の症状に効く抗ヒスタミン薬は、販売された年代によって第1世代と第2世代に分けられていますが、
第2世代の抗ヒスタミン薬は第1世代に比べて、眠気などの副作用が現れにくくなっているため、第2世代の抗ヒスタミン薬がおすすめです。
市販薬ではフェキソフェナジン塩酸塩配合のアレグラFX、1日1回のロラタジン配合のクラリチンEX
エピナスチン塩酸塩配合のアレジオン20などがあります。
花粉症に効く薬は他にも、漢方薬や点鼻薬、目薬などがあります。
平野薬局でも取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
花粉シーズンの到来に備え、早めの予防対策をとられることをおすすめします。