2020年春の花粉飛散情報


◆スギ花粉の飛び始めは、全国的に例年並み
◆飛散量は、広い範囲で例年より少なくなり、九州は非常に少ない
◆九州から東海は前シーズンと比べると飛散量は非常に少ない

 

2020年の1月は全国的に気温が平年並みか高くなりましたが、2月は西日本、東日本、北日本ともに、ほぼ平年並みの気温になると予測されています。冬らしい寒さにより休眠打破が順調に行われて、スギ花粉シーズンは例年同様に、2月上旬に九州や四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンがスタートする見込みです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう。
2020年春の花粉飛散量予測は、九州から関東甲信まで例年より少ない見込みです。特に、九州は非常に少なく、中国や近畿、四国でも非常に少ない所があるでしょう。東北はおおむね例年並み、北海道はやや多い予想です。
花粉を寄せ付けない!花粉症対策ご紹介
◎花粉症用マスクの効果は?
花粉症対策としてマスクを使用されている方は、多いのではないでしょうか?
マスクを使用することで、吸いこむ花粉の量を約 1/3~1/6に減らすことができるといわれており、特に鼻の症状が気になる方に効果的です。
大事なことは顔にフィットするものを選ぶことで、横に隙間ができるとそこから花粉が入ってしまいます。息がしやすいものが使いやすく、衛生面からは使い捨てのものがおすすめです。
◎目がかゆくなる前に一工夫!
花粉を寄せ付けない工夫に「メガネ」があります。
ある実験では、メガネを使用しない場合に比べて、通常のメガネでも目に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少しました。
また、花粉症の症状があるときのコンタクトレンズの使用は要注意です。
コンタクトレンズによる刺激がアレルギー性結膜炎を悪くしてしまう事もあります。
花粉のシーズンは、気分転換も兼ねてメガネをかけてみてはいかがですか?
◎カゼだけじゃない、「うがい」を習慣づけて!
外出から帰ってまず行う花粉対策の、おすすめは「うがい」です。
花粉時期になるとのどがイガイガする、こんな経験はありませんか?
鼻から吸い込んで奥に付着した花粉は、粘膜の働きでのどの方へと送られます。
かぜのシーズンだけでなく、「家に帰ったらガラガラうがい」の習慣を続けて、のどの花粉を洗い流しましょう。
参考:環境省 花粉症環境保健マニュアル