すぐできる花粉症対策

昨年は花粉の飛散量が多く症状に悩んだ方も多かったのではないでしょうか。
今年の花粉飛散予測第2報によると、四国地方は昨年や例年と比べて少ない飛散量という予測になっていますが、今からできる限りの対策はしておきたいですよね。そこで簡単にできる対策を3つ紹介します。
鼻内環境を整える
鼻はいろいろな異物が侵入してくる場所です。侵入してきた花粉を鼻うがいで洗い流すことも一つの対策ですが、呼吸も見直してみしょう。
鼻が苦しくなっている時、気が付くと口呼吸になっていることはありませんか。口呼吸もアレルギーの一因となるため、鼻呼吸を心がけましょう。
テレビやスマホを見ながらの「ながら食べ」や、やわらかいものばかり食べ続けていると、口周りの筋肉が衰えてしまい、口呼吸につながります。しっかりかんで食べるようにして口や舌の筋肉を使っていると、自然に口が締まり鼻呼吸の習慣がついてくるでしょう。
腸内環境を整える
腸には全身の約7割の免疫細胞が集まっています。そのため、腸を整えることは免疫力をアップするために大切です。
腸内の細菌は大きく3つに分類され、健康をサポートする善玉菌を増やすことが腸内環境を整えることにつながります。
〈できるだけ摂りたいもの〉
・発酵食品
発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌を取り入れて善玉菌を増やしましょう。味噌・ヨーグルト・チーズ・しょうゆ・麹・納豆・漬物などに多く含まれています。
・水溶性食物繊維
善玉菌のエサとなります。こんにゃくや山芋などの芋類・オクラ・モロヘイヤなどのネバネバ野菜・果物・海藻類などに多く含まれています。
・不溶性食物繊維
排便を促してくれます。きのこ類・大豆類・大根やごぼう、れんこんなどの野菜類・穀類に多く含まれています。
〈できるだけ控えたいもの〉
・加工食品や食品添加物
これらを摂り続けると腸内環境に悪影響を与える可能性があります。控えめにしましょう。
また、食材だけでなく、食生活のリズムを整える、良い姿勢・よく噛んで食べる、といったまことも大切です。
室内環境を整える
花粉を室内に持ち込まない工夫が大切です。
天気が良い日の昼前から夕方や、雨や雪が降った翌日は花粉が多く飛ぶため注意が必要です。
帰宅したら玄関近くで室内着に着替え、手や顔を洗って室内に花粉を持ち込まないようにしましょう。洗濯物は花粉が飛び始める前に取り入れるか、室内干しや乾燥機を利用するのも一つの方法です。
また、花粉はホコリに紛れ込み、一年中室内に存在しています。
最近の住宅は気密性が向上し、自然の風が通りにくくなっているため、アレルギー物質などがたまりやすい環境にあります。
さらに電気機器は静電気によってホコリをため込むため、換気や整理整頓、掃除でホコリをためないようにして花粉症対策をしましょう。