花粉症

国民の1/3がかかっていると言われるスギ花粉症
2024年の春の花粉飛散予測(日本気象協会 第2報)によると、スギ花粉の飛散開始は2月上旬の見込みで、ほぼ例年並みと発表されました。
2024年春の県内での花粉飛散量は、2023年の飛散量がかなり多かったため、前シーズンと比べると80%でやや少なく
例年(過去10年の平均)と比べると140%で、やや多いと予測されています。

ただ、ウェザーニュースによると1月10日、千葉市でスギ花粉の飛散が確認されたといいます。
異常気象による気圧配置のいたずらで、年末から黄砂やPM2.5の飛来も度々観測されており、
例年、花粉症の症状が出る人の中には、すでに花粉症の症状を感じている方もいるのではないでしょうか。
12月の気温が高かったことや、1月に入ってからも最高気温が15℃を超えるような日があったことで、
雄花の成長が早まり花粉が飛び始める可能性があると考えられます。
早いところでは1月下旬にも飛散が始まると予想され、花粉症の人は早めの対策が必要です。

個々でできる花粉症への対処法は、花粉を回避する(抗原回避)、出てくる症状を抑える治療法(対症療法)、
アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法、皮下免疫療法)などがあります。

対症療法については、花粉飛散シーズン前や症状がごく軽いときから開始しておくことで、
症状の悪化を抑えられることがわかっています。

アレルゲン免疫療法は、対症療法では効果が不十分な方に特に推奨されるものであり、
花粉が飛散していない時期から治療を開始する必要があります。
症状がひどく日常生活が困難な方は、耳鼻科で相談されてみるのも良いでしょう。

 

※以下、2024年の春の花粉飛散予測 最新版(日本気象協会 第4報 https://tenki.jp/pollen/expectation/ より)