海のごみ

プラスチックごみは自然に分解されないため、ずっと海に残ります。
世界経済フォーラムの報告書によると、今後も海に流れ込むプラスチックごみが増え続けると
2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回ると予測されているようです。

世界に生息する陸生ヤドカリの6割の種で、天然の貝殻の代わりに
プラスチックごみなどの人工物を背負っていたことも確認されています。
ゴミが多いのも理由の一つではあると感じますが、
それ以上に貝殻が生息できる干潟が減ってきているのも原因なのかと感じます。

埋め立てや開発によって、どんどん生物の生息できる環境が少なくなっていき、
それと同時にプラスチックごみは増えていくとなれば今後さらに加速していく可能性があるのではないでしょうか。

昨年のG7サミットで各国首脳が合意した文書には、
「2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにする」
つまり新たな汚染を増やさないことが目標として盛り込まれました。
1人1人がプラスチックを有効に賢く利用し、海のプラスチックごみを減らしていきましょう。