健康教室「塩分控えめの食事」を開催しました

平野みらい薬局2階にて、2023年度②健康教室「塩分控えめの食事」を開催しました。
6名の参加で楽しく過ごしました。

はじめに香西薬剤師より「塩と体の気になる関係」と題して話がありました。

塩は、消化を助ける、細胞を正常に保つ、神経や筋肉の働きの調整をする、などの働きがあります。しかし、塩の摂り過ぎによって、高血圧心臓病腎臓病尿路結石骨粗しょう症などの病気が起こる可能性が高まります。
食塩摂取量も平成30年度では、男性が11.0g、女性が9.3gとなっており、高血圧や慢性腎臓病の重症化予防のための目標値である塩分6g未満には程遠いものとなっています。
夏は塩分補給した方が良いという声も聞きますが、普段の食事で塩分は十分とれているので、健康のためには夏でも減塩を心掛けましょう。

続いて真鍋管理栄養士より減塩のコツの話がありました。
和食は健康長寿食ともいわれますが、炊き込みご飯、味噌汁、煮魚、煮物、お浸しなど味がはっきりしているため塩分を摂り過ぎてしまう可能性があります。調理する時には、だしをきかす、酢・柑橘類、香辛料、香味野菜を使って薄味でもおいしく食べる工夫をしましょう。
食事をする時には、麺類のスープを残す、塩分量の多い練り製品や加工食品、漬物、佃煮は控える、食塩相当量を確認して買い物をするなどを心掛けましょう。

調理実習をして、試食をしました。「年齢とともに血圧が高くなってきた」「ラーメンを汁まで飲んでいたが今後は気をつけたい」「塩分の少ない調味料やスパイス類を使うように心掛けたい」「普段から塩分に気をつけているがレパートリーが少ないので参加し、楽しかった」と感想を寄せていただきました。

平野薬局では今後も健康支援事業を行っていきます。
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