8月31日は野菜の日

野菜は体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていて、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を防ぐほかに、免疫力を高め、ストレスや風邪等の予防にも効果的です。

 

1日に必要な野菜の量は?

成人の野菜の目標摂取量は、1日350gです。
野菜は栄養素の違いから、緑黄色野菜(人参、トマト、パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草など)と、淡色野菜(玉ねぎ、キャベツ、なす、レタス、きゅうり、大根など)に分けられます。色の濃い緑黄色野菜をおよそ120g、色の薄い物が多い淡色野菜をおよそ230gを目安に食べるとよいとされています。
1日350gを一食あたりにすると120gとなり、生の状態では両手1杯分、加熱したものではかさが減るので片手1杯分が目安となります。

 

栄養たっぷり夏野菜

強い日光を浴びて育った色とりどりの夏野菜は、私たちの健康維持に欠かせません。緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA、果物や野菜に含まれるビタミンC以外にも、人参やかぼちゃに多く含まれるβカロテン、トマトのリコピン酸、なすの皮のアントシアニン、とうもろこしのルテインなど、野菜の色素は抗酸化作用を持っています。
また、夏が旬の野菜は、暑さで体内にこもった熱を冷ます働きがあると言われています。きゅうりは水分とカリウムを豊富に含み、水分補給になり、カリウムはむくみを解消します(※カリウム制限のある方はご注意ください)。
ゴーヤは胃腸の調子を整え、疲労回復に役立ちます。
オクラやモロヘイヤのネバネバは、免疫力を高めると同時に、栄養価が高くスタミナ向上効果も期待できます。

 

もう1品増やそう

夏は一年の中で野菜の摂取量が低くなるという調査結果があります。夏の暑さで加熱調理をしにくく、生野菜が多くなり、野菜の摂取量が少なくなっている状況にあると考えられます。
20 ~ 40歳代の人が野菜が不足しがちで、平均で280gしか摂れていないそうです。あと1品(70g)野菜料理をプラスする工夫をしてみましょう。
旬の夏野菜を「こればっかり」というのではなく、色々とたっぷり(1日350g)摂ることを心がけて、夏を元気に乗り切りましょう!

 

夏野菜おすすめレシピ

☆旬の野菜がたっぷり入った色鮮やかな「鶏肉と夏野菜のトマトスープ」のレシピをご紹介します。
食卓の1品に加えてみましょう。

(一人分)
①鶏肉80gは1口大に切り、軽く塩、こしょうをふる。
②夏野菜100g(パプリカ、なす、ズッキーニなど)を乱切りにする。
③鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ、香りがたったら肉、夏野菜を加えて炒める。
④トマトジュース(無塩)150cc、コンソメ1/2個を加えて煮、塩、こしょうで味を整えたらできあがり。