管理栄養士がお届けするブログ
今月は「おいしく気軽に減塩♪」
減塩でもおいしく食べられる工夫や簡単減塩レシピを紹介します☺
血圧が高い方は、”減塩しましょう”と言われることがよくあるかもしれません。
塩分を摂り過ぎてしまうと、「高血圧」や「動脈硬化」などにつながってしまい、
心臓や脳の病気を引き起こすリスクが高まってしまう恐れがあります。
とはいえ…
減塩というと薄味でおいしくない…物足りない…というイメージがあるかもしれません。
でも、少しの工夫で気軽においしく減塩を続けることができます。
いくつか減塩のコツを紹介します♪
★作るときのコツ
①味付けを工夫する
・だしを使って「うま味」や「コク」をきかせる
・香辛料のピリ辛でアクセントをつける
・酢やかんきつ類の酸味で食べる
・香りのある食材(ネギ、生姜、ごま、のり、など)を使う
※便利なチューブタイプの薬味(わさび、生姜、にんにく、からし)は塩分が含まれていることがあるため、
注意しましょう。減塩のためには生の食材がおすすめです!
②味にメリハリをつける
すべて薄味だとどうしても物足りなく感じてしまいます。
なにか1品はしっかりと味付けをすると満足感もアップします。
③味付けは最後に
舌は食材の表面についた味に反応するため、
中が薄味でも表面に味がついていればおいしいと感じることができます。
★食べるときのコツ
①しょうゆ・ドレッシング類は「かける」より「少しずつつける」へ
サラダやフライなどにかける調味料は「かける」時と比べて、
「少しずつつける」にすると約半分の塩分量に抑えることができます。
②麺類はスープを残す!味噌汁は具沢山に!
ラーメンやうどんなどのスープのある麺類はスープを残すことで、
全部飲んだ時と比べて約半分の塩分量に抑えることができます。
また、味噌汁は具沢山にすることでその分汁を減らせて、塩分量も減らすことができます。
1日1杯くらいが目安でしょう。
③塩分の多い食品は控えめに
・練り製品 ・加工品(ハムやウィンナーなど) ・漬物 ・佃煮 など
④野菜、きのこ類、海藻類はたっぷりと
野菜、きのこ類、海藻類に含まれるカリウムには体内の余分な塩分を排出させる働きがあり、
食物繊維には腸内でナトリウムが過剰に吸収されるのを防ぐ作用があります。
夏は塩分補給した方が良いという声も聞きますが、
普段の食事で塩分は十分とれているので、
血圧が気になる方は、健康のためにも夏でも減塩を心掛けましょう。
次回からは減塩でもおいしい簡単レシピを紹介します☺