介護保険Q&A

介護保険制度が始まって 20年が経ち、高齢者やその家族にとってなくてはならない制度となっています。
様々なサービスがあり利用されている方も多いと思いますが、詳しくは知らない方もいらっしゃると思いますので、改めて仕組みや利用方法について簡単に紹介します。

Q)仕組みは?
A )65歳以上の高齢者と 40歳以上 65歳未満の特定疾病患者のうち介護が必要になった人を社会全体で支える仕組みです。 
40歳以上の人が加入者となり、保険料を納め、介護や支援が必要になった時に費用の一部(収入などに応じて1割~3割)を支払って、必要なサービスが受けられます。
   
Q)どんなサービスが受けられる?
A)次の様なサービスが受けられます。 
①在宅サービス(自宅などへの訪問サービス)
訪問介護、訪問入浴介護、訪問リハビリテーション、訪問看護、居宅療養管理指導(医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などに訪問してもらい、療養上の管理や指導を受ける)
②施設サービス
・施設に通って受けるサービス
通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)
・施設に短期間入所して受けるサービス
短期入所生活介護(ショートステイ)、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)
③福祉用具を利用する
・貸与
手すり、スロープ、歩行器、車いすと付属品、特殊寝台と付属品、床ずれ防止用具、体位交換器、認知症老人徘徊感知器、移動用リフトなど
・販売
腰掛け便座、入浴補助用具、簡易浴槽など
④住宅環境を整備するサービス
住宅改修費支給(浴室やトイレ、階段、廊下の手すり取り付けや段差解消のためのスロープ設置など)
⑤施設入所
・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・介護老人保健施設(老人保健施設)
・介護療養型医療施設(療養病床等)
・介護医療院
⑥地域密着型サービス
・小規模多機能型居宅介護
・認知症対応型通所介護
・認知症対応型共同指導生活介護(グループホーム)
Q)介護保険サービスを受けるには?
A)まずはお住まいの地区の地域包括支援センターや市町村の窓口に相談しましょう。
1.要介護認定の申請をし、認定を受けます。
2.申請後、認定調査が行われ、審査・判定後、認定結果が出れば、ご本人に通知されます。
3.身体状態などに応じて、要介護1~5、要支援1・2、非該当となります。それぞれの介護度に応じて受けられるサービスの種類、頻度が異なります。
4.ケアマネージャーさんと相談し、利用したいサービス、必要なサービスを決め、ケアプランを作成してもらい、利用開始となります。
◎今治市の地域包括支援センター
お住まいの地区ごとに設置されていますが、担当がわからない時には市役所介護保険課(TEL36-1528)で相談しましょう。
Q)サービスを利用していて困った時には?
A)ケアマネージャーさんやサービス提供事業者に相談しづらい時には、次のような相談先があります。
・市町村の介護保険担当窓口
・地域包括支援センター
・国民健康保険団体連合会(国保連)