冷えを防いで体をポカポカに!

だんだんと春が近づいていますが、朝夕には気温が下がり冷えを感じる方も多いのではないでしょうか?
冷え性は、体の一部または全部が冷えを感じる状態の事で、血液循環を停滞させ、片頭痛、腰痛、肩こり、下痢、便秘、肌のくすみや荒れなど様々な不調を起こしやすくなります。また、体温が下がると免疫力も低下すると言われています。
日常生活の工夫や温まる食事で、寒い季節を乗り切るポイントをお伝えします。
〇規則正しい生活を
・早寝早起きで自律神経を調えましょう。
〇服装
・上半身は薄く、下半身は温かく体を締めつけない服を選びましょう。
血流の多い太もも、二の腕、臓器のあるお腹、副交感神経の中枢がある腰回り、お尻、三つの首(首、手首、足首)を意識すると効率よく温まります。
〇運動で温める
体の熱の4割は筋肉が生み出します。特に太もも、ふくらはぎを意識して動かしてみましょう。
・運動が苦手な方も、日常生活の中で簡単に取り入れられることを習慣にすれば、無理なく活動量を増やすことができます。
≪日常生活でできる運動例≫
◇エレベーターより階段を使用する。
◇車よりも自転車を使用する。
◇炊事、洗濯、掃除はつま先立ちでしてみる。
◇座っているときは両膝をしっかりつける。
◇大股で歩くようにする。
〇入浴
・38~40度のお湯に10分程度つかるのがオススメです。
・入浴後は、できるだけ早く体を乾かして就寝しましょう。
〇湯たんぽなどで温める
・冷えを感じたら、湯たんぽや温熱シート、ホットパックで温めるのもよいでしょう。
・服装と同様に、太もも、二の腕、お腹、腰回り、首、手首、足首などを温めると効率よく温まります。
〇食べて温める
・常温以上の温かい食べ物をしっかりよく噛んで食べるようにしましょう。温かい汁物を付けるのもオススメです。
・朝食をしっかり食べましょう。睡眠中に下がっていた体温が上がりやすくなります。
・体を温める食品を食べましょう。
◇寒い季節にとれるもの: にんじん、ねぎ、小松菜など
◇香味野菜: しょうが、にんにくなど
◇調味料、香辛料: みそ、酢、胡椒、シナモン、 唐辛子など
◇肉、魚介類、乳製品: 鶏肉、鮭、あじ、えび、チーズなど
体を冷やす食品は体を温める食品と組み合わせて上手にバランスをとりましょう。
≪体を冷やす食品例≫
◇冷たい飲み物
◇アイスクリーム
◇大量のアルコール など
日頃から体を温める生活習慣や食事に気を付けて、体をポカポカにして寒い季節を乗り切れるよう工夫してみましょう。