6月の旬の食材~キス~

食材には大量に出回り、味が良くなる旬の時期があります。
現在はスーパーに行くと、一年中同じ食材を手に入れることができますが、旬の食材を使うことで次の利点があります。
①栄養価が高い:旬でない時期と比べるとうま味や香りが濃く、栄養価が高くなっています。
②値段が安い:野菜や魚介類でも旬の時期になると一斉に市場に出回るため、値段が安く抑えられます。
③季節を楽しめる:日本には四季があり、季節ごとに旬の食材があります。忙しい日々ですと、季節の変化に気づきにくいこともあると思いますが、そのような時に食材で季節の変化を楽しめるのではないでしょうか。

一年中食べることができるキスですが、産卵期を迎える梅雨から夏にかけてが旬となっています。キスはスズキの仲間で、日本全域で見かけることができます。主な特徴としては、高たんぱく・低脂肪・低カロリーであることが挙げられます。脂肪分をあまり含まないため、くせがなく、淡白な味で、天ぷらやフライ、お刺身などシンプルな調理方法が多いですが、どの調理方法でもおいしく食べることができる魚です。
キスは大きくはないため、さばきやすい魚でもあります。

 

☆一匹丸ごとで購入する際のおいしいキスの見分け方☆
①腹に透明感があり、ハリのあるもの
②目が澄んでいるもの
③全体的に光沢があり、銀色に光っているもの

キスにはビタミンDやビタミンB12、ナイアシンが多く含まれており、特にビタミンDはカルシウムの吸収を助けるはたらきがあります。
丈夫な骨を作るためには、カルシウムを摂取するだけではなく、ビタミンDの摂取、日光を浴びる、運動も取り入れてみてください。
下記のレシピは、旬のキスのビタミンDと、チーズや海苔のカルシウムで骨を強くする一品です。
この一品にごはんと具沢山の味噌汁を合わせて今日の食卓にいかがでしょうか。

 

★キスのロールフライ (1人分:320kcal)


・キス…………………2匹
・海苔…………………2枚(8つ切)
・スライスチーズ……1匹に1/2枚
・塩こしょう…………少々
・小麦粉………………3g
・卵……………………7g
・パン粉………………7g
・レモン………………1/8ケ
・揚げ油………………適量
付け合わせ
・季節の野菜

作り方
① キスを開いて、塩こしょうをまぶす。
② キスの上に海苔、チーズの順でのせ、巻いて、つまようじで止める。
③ ②を小麦粉→卵→パン粉の順で衣をつけ、180℃で揚げる。
④ 冷えたらつまようじを抜いて断面が見えるように切り、盛り付けたら完成☆レモンをかけてお召し上がりください。