シェイクアウト訓練に参加しよう

シェイクアウト(ShakeOut)とは、「地震の揺れに備えろ!」という安全行動の掛け声をイメージして、アメリカの地震研究チームが防災訓練のために考えた造語です。
シェイクアウト訓練は、自分の命は自分で守るという「自助」の取り組みに重点を置いた安全確保行動( ①まず低く、②頭を守り、 ③動かない)をとる訓練です。
地震が発生した際、まずはそれぞれの場所で落下物や転倒物から身を守り安全を確保することが大切です。

!安全確保行動訓練の重要性!

地震のゆれ自体が原因でけがをすることはあまりありません。
地震による死傷の多くは、家屋の倒壊やガラスの破片、落下物などが原因です。
日本シェイクアウト提唱会議によると、安全な場所へ避難しようと長距離を移動する間にけがをする例が最も多いようで、地震発生時に身を守れる安全な場所への移動距離を最小限にすることが大切です。
そのためには、家庭や職場などの屋内で地震が発生した際にどこが安全な場所かを確認して訓練しておくことが大切です。
安全確保行動訓練を行う際には、屋内であれば机の下などの落下・転倒の危険がない安全な場所へ避難、屋外であれば倒壊の危険のある建物から離れて頭を守るなど、その場の状況にあった安全確保行動をとります。

「シェイクアウトえひめ」に参加しよう!

南海トラフ地震が発生したと想定して安全確保行動を行います。
実際に地震が発生した際には、緊急地震速報が鳴ってから強い揺れが発生するまでに数秒から数十秒という短い時間しかありません。
日頃から訓練を行うことでいざという時に素早く反応でき、命を守ることにつなげることができます。
愛媛県の防災ポータルサイトには、南海トラフ地震の被害を想定した学習資料や防災リーフレットなど、災害への日頃の備えに役立つ情報が掲載されています。
≪シェイクアウトえひめ≫ 
日時:12月19日(月) 午前11時~ 1分程度
※ご都合に合わせて11月5日~12月23日の間で実施することも可能です。 
■場所:自宅や学校、事業所などどこでも 
■方法:強い揺れを想定してその場で「 ①まず低く=DROP!②頭を守り=COVER!③動かない=STOP!」。この安全確保行動を約1分間行います。
地震防災訓練アプリ(提供:NTTドコモ)や訓練用音源(提供:日本シェイクアウト提唱会議)の利用がおすすめです。 
「シェイクアウトえひめ」は個人や家族、学校、事業所、地域の自主防災組織など愛媛県下のどなたでも参加できます。
地震はいつどこで発生するか分かりません。
職場や自宅、よく利用する施設など日常を過ごすそれぞれの場所で、被災時の危険個所の確認や安全確保行動を想定しておきましょう。
また、この機会に合わせて津波を想定した避難訓練や防災備蓄品の確認などプラスワン訓練も実施してみましょう。