大雨警戒レベルが変更になりました

2019年に導入された「大雨警戒レベル」。今年5月に避難判断とする警戒レベルの情報が変更されました。
毎年のように日本各地で「数十年に一度」といわれる集中豪雨が何度も発生し、7 月・8月にも全国で甚大な被害をもたらす記録的な豪雨となりました。
夏から秋にかけては台風シーズンに入ります。これまでの雨で地盤が緩み土砂災害が発生しやすくなっているため、気象情報に注意し、早めの避難で命を守りましょう。
*警戒レベル5までに避難を!
今回の変更で最も重要なポイントは警戒レベル5の“緊急安全確保”が発令されるまでに避難を終えることです。
警戒レベル5時点にはすでに何らかの災害が発生している可能性があり、避難所への移動がかえって危険な場合があります。避難し遅れた場合には、周囲の状況をよく確認して近くの頑丈な建物へ移動するか、外へ出るのが危険な場合には建物の2階以上や崖の反対側へ移動するなど少しでも命が助かるための行動をしてください。
*警戒レベル別のとるべき行動
<レベル1>
最新の防災気象情報等に留意し、災害への心構えを高める。
<レベル2>
ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認する。
<レベル3>“高齢者等避難”
高齢者等は危険な場所からの避難が必要。高齢者等以外の人も河川水位状況等により避難準備や避難を行う。
<レベル4>“避難指示”
危険な場所から全員避難。暴風が予想される場合には暴風が吹き始めるまでに避難を完了しておく。
<レベル5>“緊急安全確保”
何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保する。