児童虐待を防ぐために

子どもの見守り強化アクションプラン
厚生労働省は4月27日に、地域ネットワークを総動員して子どもの見守り体制を確保する「子どもの見守り強化アクションプラン」を発表しました。
<発表に至るまでの背景>
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で学校等の休業や外出自粛が継続したことで、
学校や地域における子どもの見守り機会が減少し、児童虐待のリスクが高まっています。
今後、感染第二波・第三波が発生すれば、児童虐待リスクが高い状況が続くことが予想されます。
これを受けて、地域ネットワークを総動員して支援ニーズの高い子どもを早期に発見する体制を強化するとともに、
定期的に見守る体制を確保する「子どもの見守り強化アクションプラン」(実施主体:市町村の要保護児童対策地域協議会)が実施されることとなりました。
<概要>
・対象児童等:要保護児童対策地域協議会に登録されている「支援対象児童」、 「特定妊婦」
・支援や確認体制:対象児童ごとに見守り・支援を主として担う機関が定期的に確認を行う。

(就学児童は学校[休業中も含む]、就学前児童は保育所や幼稚園等[休業中も含む])

・地域での見守り:行政機関だけでなく、民間団体等(子育てひろばや子ども食堂)にも幅広く協力を求め、地域のネットワークを総動員して体制を強化。
虐待対応ダイヤル 189(イチ ハヤ ク)
新型コロナウイルス感染拡大期には、休校となった子どもたちの生活スタイルの変化だけでなく、
時短勤務やテレワークなど大人たちの労働のあり方も変化し、
“自粛”という環境下でお互いにストレスが溜まりやすい状況になります。
また自粛解除後も生活スタイルや働き方など以前とは異なる生活環境下ですごすこととなります。
“相談できる人が近くにいない”
“子育てが辛くて子どもにあたってしまう”
“誰かに子育ての悩みを聞いてほしい…”

こんなときは、お一人で悩まずに児童相談所虐待対応ダイヤル「189番」にご相談ください。

児童相談所は子どもの健やかな成長を願って、ともに考えて問題を解決していくために、
各都道府県等に設置されている専門の相談機関です。
虐待相談以外にも子どもの福祉に関する様々な相談も行えます。
地域で虐待が懸念される子どもの通告や
近くで子育てに悩んでいる方の相談も189ダイヤルで受け付けています。
通告・相談は匿名でも行えます。
児童虐待ダイヤル「189」
受付時間:午前8時30分.
〈2019年12月より通話料無料〉