管理栄養士がお届けするブログ
今月のテーマは、『貧血予防の食事』です♪
食事のポイントとレシピをお伝えします。
ダイエット、仕事などで食事が不規則になる、高齢期で食が細くなるなど
食事が少なく偏ったり、食事を抜いてしまう事はないでしょうか?
栄養バランスが崩れると貧血になってしまう場合があります。
特に女性は鉄分が必要ですが、必要量の6割程度しか摂れておらず、
若年層女性の6割程度は『鉄欠乏性貧血」か『かくれ貧血』と
データがあるようです。
そこで、今回のブログは、貧血予防の食事のポイントをお伝えします(*^-^*)
☆食事のポイント☆
ポイント1:1日3食 栄養バランスよく食べましょう!
麺類、カレー、サンドイッチと飲み物だけなどの単品料理だけでは、
栄養バランスが崩れがちです。
毎食規則正しく、主食(ご飯、パン、麺類など)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品など)
副菜(野菜・きのこ・海藻・こんにゃくなど)をそろえて食べる事で、
貧血予防に必要な栄養素を摂る事ができます。
ポイント2:鉄分をしっかり摂りましょう
貧血の多くは鉄欠乏性貧血で、赤血球の材料になる鉄分が不足すると、
赤血球数が少なくなったり、小さくできてしまい、体中に酸素が
十分送れなくなります。食事からしっかり摂りましょう。
鉄分には、肉、魚などに含まれる『ヘム鉄』と野菜、大豆製品など
に含まれる『非ヘム鉄』があります。
ポイント3:その他必要な栄養素
鉄分の吸収率UP
鉄分は、一緒に食べる食品によって吸収率が変化します。
吸収率をUPしてくれる栄養素が豊富な食品を一緒に摂るようにしましょう。
★胃酸分泌UP★
香辛料やお酢・柑橘類など酸味のある食品は、
胃酸分泌を良くし、鉄分の吸収率をUPします。
★たんぱく質★
赤血球は、たんぱく質からできており、鉄の吸収率UPにも必要なため、
毎日、肉、魚、大豆製品、卵、牛乳・乳製品を食べるようにしましょう。
★ビタミンC★
レモン、柚子、キウイなど酸味のある果物や
パプリカ、ブロッコリーなどの野菜に多く含まれています。
特に吸収率の低い『非ヘム鉄』の吸収率をUPしてくれます。
熱に弱く、加熱すると半分以上が壊れてしまうため
生で食べるようにするのがオススメです。
赤血球を作るために必要なビタミン
★葉酸・ビタミンB12など★
葉酸は、緑黄色野菜、卵、大豆製品など
ビタミンB12は、レバー、乳製品、魚介類に豊富です。
赤血球を作るサポートをしてくれるため、主食・主菜・副菜に
取り入れるようにしてみましょう。
次週からは、貧血予防のレシピを紹介します。
お楽しみに(^O^)/