5月18日(木)10時より、平野みらい薬局にて2023年度健康教室「認知症予防の食事」を開催しました。参加者は６名でした。
まず初めに、佐伯薬剤師より「認知症と薬」と題して話がありました。
以前と比べて忘れやすくなったと感じた事はありませんか？
2020年の時点で、65歳以上の６人に１人が認知症で、2025年には５人に１人になると言われています。
加齢による物忘れと認知症は違い、出来事そのものをすっかり忘れてしまうのが認知症で、ゆっくり進行し生活に支障をきたしてしまいます。
認知症は早めに気付いて介入・治療する事が大切です。
続いて長嶋管理栄養士より認知症予防の食事について話がありました。
認知症予防でも、まず大切なのは主食・主菜・副菜の揃った栄養バランスよい食事を３食しっかり食べる事です。
不足しやすい栄養素「たんぱく質、ビタミンＡ・Ｄ・Ｅ・B12・葉酸・EPA・DHA」などをしっかり摂りましょう。
中年期の肥満と高齢期のやせは認知症のリスクとなるので、適正体重を目指しましょう。
バランスのとれた食事、適度な運動、地域での交流をしっかり行い認知症を予防しましょうとの話がありました。
調理実習をして、みんなで楽しく試食を行いました。
参加された方からは、
「認知症予防の食事の話は初めてだったので参加しました」「話がとても分かりやすく物忘れと認知症の違いが分かった」
「適当に解釈せず、専門家の話をきちんと聞く事が必要と思った」「体によさそうな献立で、しっかり噛んで美味しく食べられた」
「野菜が多く目新しい献立で、薄味だったが美味しかった」
と感想を寄せていただきました。
平野薬局では、引き続き健康支援事業を行ってまいります。ご意見、ご要望などお寄せ下さい。
