管理栄養士がお届けするブログ
今月のテーマは「食事で認知症を予防しよう」です。
日本人の寿命が延びた分、認知症の方も増えてきて問題になっていますよね。
根本的な治療法がないため、予防することが大切になってきます。
そこで、食事に注目です!
食事は毎日3回あるので、すぐに実践しやすい予防だと思います。
では、認知症の予防に効果的な食事について紹介します☺
※必ずしもすべての方に効果的とは限りません。
★バランスのよい食事
主食・主菜・副菜がそろったバランスのよい食事を心掛けましょう。
主食…体を動かすエネルギーになります。ごはん、パン、麺類など
主菜…骨・筋肉・血など体のもとを作ります。肉、魚、卵、大豆、大豆製品、牛乳、乳製品など
副菜…体の調子を整えます。野菜、海藻類、きのこ類など
★塩分・おやつは控えめに
脳梗塞との関連性がある認知症もあります。
脳梗塞は高血圧が関係している場合も多いので塩分は控えめにしましょう。
また、食事だけでなくおやつの食べ過ぎで肥満になってしまうことも認知症だけでなく、
他の病気の心配もあります。控えめにしましょう。
★予防に効果的な食べ物
◎魚…脳の健康に良いDHA、血流を良くするEPAが含まれています。青魚に多く含まれるので積極的に摂ることで予防に役立ちます。
◎緑黄色野菜、果物…食物繊維やビタミンが含まれており、抗酸化作用を高めて血管の老化を防ぎます。
◎コーヒー・緑茶…カフェインの利尿作用で血流を良くし、認知機能低下を防ぐ効果が期待されます。
△控えたい食べ物…肉の白い脂身、マーガリン、ショートニング
お菓子や菓子パン、ファストフードは控えめが望ましいです。
★しっかり噛む
噛むことで脳に刺激が与えられるので、脳の働きが活発になります。
そうすると、記憶力や集中力が高まり、認知症予防にもつながるとされています。
*調理の工夫*
・噛み応えのある食材を取り入れる:食物繊維の多いもの…野菜、海藻類、きのこ類など
・食材は大きめに切る:ぶつ切り、乱切りなど
・歯ごたえを残す程度にいつもより短めに加熱してみる
・やわらかい料理には噛み応えのある食材をプラスする
しっかり噛むためには歯の健康も大切なので、口腔ケアもしっかり行いましょう。
すべての方に効果があるとが限りませんが、
食事からできるこれらの予防をはじめてみてはいかがでしょうか。
来週からはこれらのポイントをおさえたレシピを紹介します♪