もしもの感染に備えて、 検査キット・薬・食料品などの準備をしておきましょう

新型コロナウイルス感染症の感染規模が拡大し、誰もがいつ感染するかわからない状況です。
この冬は、新型コロナウイルス感染症が今夏以上に拡大し、季節性インフルエンザと同時に流行する可能性が指摘されています。
食料品、日常品やお薬など、療養が決まってからの準備は大変です。
「そのうち感染する」という前提で必要なものを確認し、1週間分を目安として事前に準備しておくと安心です。

用意しておくと良い物

●感染を防止する最大の武器はワクチン接種と常識的な生活習慣です。
ワクチン接種を受けていない方はぜひ接種を検討してみてください。
●抗原検査キット
新型コロナ抗原検査キットをあらかじめ購入しておけば、発熱や咳などの症状が出たときに、自身で感染しているかどうかの検査を実施できます。
医薬品として承認された抗原検査キットを選びましょう。
季節性インフルエンザの流行時には、新型コロナの検査結果が陰性だった場合、季節性インフルエンザに感染している可能性があります。
医療機関にご相談ください。
●生活必需品
手指消毒剤、洗剤、ゴミ袋、衛生用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど
●食べ物
○脱水を補正できるスポーツドリンク、経口補水液、ゼリー飲料など
○調理せずに簡単に食べられるもの(レトルト、缶詰、フリーズドライ、冷凍食品、インスタントのみそ汁や粉末状のスープなど)
○体調がすぐれない時でも食べやすいもの(レトルトのおかゆ、うどん、ゼリー食品など)
●体温計(電池残量も確認しましょう)、あればパルスオキシメーター(身体の酸素の濃度がわかる器機)
●持病をお持ちの方は普段飲んでいる薬(1週間程度)
●解熱薬:成分はどなたも使用しやすいアセトアミノフェンが望ましいです。目安は38度以上でつらい時に、頭痛などに対する痛み止めとしても使用できます。
#熱や咳/痰、咽頭痛に効果がある総合感冒薬(パブロンなど)も有用です。

感染者および家族の心構え

●検査キットを使用し陽性だった場合に、重症化リスクの低い65歳未満の方(妊婦及び入院・新型コロナ治療薬・酸素投与が必要な方を除く。)は陽性者登録センターに登録し、まずは症状に応じて常備薬を使用してください。
直ちに病院に駆け込むことはお勧めしません。ほとんどの方が治る感染症だからです。
病院への往復、診察までの待ち時間だけで疲弊します。
ただし重症化リスクの高い方(高齢者・基礎疾患がある方・妊婦等)強い息切れ、意識障害など重篤な症状を認める場合は、発熱外来(診療・検査医療機関)を受診し、受診時に検査キットで確認した結果を医師にお伝えください。
誰でも感染する可能性がある病気です。
年齢や基礎疾患の有無などでばらつきはありますが、ほとんどの方が治ります。
パニックにならないことが肝要です。