ストーマについて・おひさま会紹介♡

「ストーマ」って、耳にした事ありませんか?

人工肛門や人工膀胱とも言われます。腸や膀胱の病気の為に切り取った部分の代わりにお腹につくられる排泄のための口です。
人工と言いますが、機械や器具を付けるのではなく、自身の腸や尿管を直接お腹に出してきて人工的に排泄の口をつくります。

ストーマが必要になる病気は、大腸がん・潰瘍性大腸炎・クローン病・膀胱がん・前立腺がん等の病気があげられます。
近年では、高齢者に多い腸閉塞等でもストーマを造設される方もおられます。ストーマを造設された人を「オストメイト」といいます。

ストーマを造設すると、排泄の方法が大きくかわります。
ストーマでは、便意や尿意を感じることができなく、直腸や膀胱がないので溜めるところがなく、意志に関係なく出てきてしまいます。
そこで排泄物をうける物が必要となってきます。
この受ける物が「ストーマ装具」です。
自分にあった装具をお腹に貼り付けて、日常生活をおくります。
初めは、装具の交換などに慣れるのに大変ではありますが、慣れてくるとほぼストーマを造設する前の生活に戻れます。
もちろん、仕事や旅行・温泉なども行くことができます。

今治市では、約300名程度、愛媛県全体では約2,300名います。

さて、今治市ではこのストーマを保有している方たちの、語らいの場があります。
5年ぐらい前から細々とではありますが、年に4回ほど季節に応じて集まり、お茶を飲みながら、悩みや相談・近況報告など楽しくおしゃべりをしています。

それが「おひさま会」です。
(有)テクノメディカルの事務所の一室をお借りして始めました。
当初は、なかなか人数も集まりませんでしたが、それでも参加してくれる方が少なくとも
悩みや相談する場があれば、日常生活するうえで自信や生きがいをもてればと続けてきました。

今では、約10名程度集まってワイワイガヤガヤ、毎回楽しく会を催しています。
ストーマになって、どうしてよいかわからず、
また「同じ境遇の方々はどうしているのだろう?」と知りたい方は、どうぞ勇気をだして参加してみてはいかがでしょう。

誰にも話せない様な事も、思い切ってお話してみてください。
きっと気持ちが楽になり、今後の日常生活を楽しむ事ができるのではないでしょうか。

一人で悩まず、みんなで解決しましょう!!

もちろん、保有者だけではなく、家族の方・医療関係・介護関係の方も参加可能です。
会の情報は、「おひさま新聞」等で紹介しています。宜しくお願い致します。

連絡先:「おひさま会」世話人:水田090‐5142-3489・ピア・テクノ今治市東村4丁目