爽快な秋晴れの11月に、大三島で登山に初挑戦してきました。
無事に登頂できるように、大山祇神社で安全祈願(その模様はこちら)をしてから出発です。
大三島は今治からアクセス良好で、安神山(あんじんさん)標高266Mと、鷲ヶ頭山(わしがとうざん)標高436Mとが連なった登山道となっており、日帰り登山コースとしても人気があります。
わくわくパーク内から進んでいくと登山口があります。
標識も出ているので、迷わずに進むことができます。
お天気がよく、適度な勾配がちょうど良い運動になり、楽しみながら進みます。
海を見下ろす景色が広がり、標高が高くなってきたことを実感します。
山事情に詳しくない初心者2人組なので、看板を見て興味津々♪( ´θ`)ノ
「安神山(くさりでの登り)」ルートを選択しました。
これが、驚きの、超本格派!修行の鎖場ルートとも知らず・・・
遊歩道から鎖ルートへと入ると、あっという間に遊歩道らしい道はなくなり、わずかに誰かが踏み進んで出来たであろう道を進んでいきます。
この時はまだ本当の険しさに全く気づいていません( ´ ▽ ` )
下から見上げた断崖絶壁を指差し
「まさかあれは登らないよねぇ〜それは無理よねぇ〜」
なんて笑いながら。
進むにつれ、より一層道は険しさを増し、獣道のように(といっても今まで獣道なんて通ったことないけど)「これで合っているよね?」と確認しながら進みます。
時には周囲の木に掴まってよじ登り、棘のある木を避け、枝をかき分け、どんどんと。
突如、切り立った崖の下に立ち、よく見るとほぼ垂直の崖に鎖がぶら下がっています。
テレビで見たことのある、石鎚山の鎖場のような本格派です。
ここまで来ても、初心者はこの状況の凄さに気づいていません・・・。
これが最大の難関!と気合を入れて登ります!
途中、少し休憩できる小さな足場を見つけ、そこから写真を1枚。
岩の壁にある小さな凹凸につま先を引っ掛けながら、足をかける場所がない時は、鎖の小さな輪につま先を引っ掛けながらなんとか登りきりました。
が、まだ頂上に着きません・・・。
ここでやっと少し不安になりはじめ、辿ってきた後ろを振り返ってみますがもう断崖絶壁の山の上。
決して引き返すことはできません。
山頂目指して前進あるのみ!
とそこに現れたのは、まさかのもう一度鎖場です!!!
「2箇所もあるなんて聞いてないよ〜〜」と絶叫したい気持ちでしたが、果敢に登ります。
1本目の鎖よりもより垂直に近く、腕の力だけで体を引き上げるような場所もあります。
恐怖も不安も、全てアドレナリンが吹き飛ばしてくれていたと思います。
2本目の鎖を登りきると、すぐに安神山頂上の開けた場所にたどり着きました。
もうここが、本日の目的地かのような達成感でいっぱいです(╹◡╹)
非常食として持っていたおにぎりやチョコレートを食べて、エネルギー補給。
テレビ塔が目印の鷲ヶ頭山はずっと向こうに見えていますが、随分遠くに感じます。
鷲ヶ頭山のえぼし岩など見所は制覇しましたが、結局、鷲ヶ頭山山頂まで登りきることなく、戻ることにしました。
自分たちが登ってきた岩の崖を横目に、安全な遊歩道を下りました。
初の登山で、鎖場を登りきることができたし、360度パノラマの瀬戸内海の景色を堪能することが出来ました。
険しいルートでしたが、清々しい気持ちでいっぱいです。
帰りには、大山祇神社近くの「せとうち茶屋」に寄り道して、ご褒美のソフトクリームをいただきました(⌒▽⌒)