管理栄養士がお届けするブログ
今月のテーマは、『よく噛んで食べて認知症予防』です。
食事で予防するポイントとレシピをご紹介します(*^-^*)
認知症は、老化現象によるもの忘れと線引きが難しいですが、
物忘れの自覚が乏しく出来事をすっかり忘れてしまう、話しがうまく通じなくなるなど
日常生活が今まで通り送れなくなってしまう場合、認知症の可能性があります。
認知症はゆっくり進行し、誰もがなりうる病気ですが、
『栄養バランスの良い食事・運動・張りのある生活(社会活動)』を心がける事が、
予防(発症を遅らせ、発症しても進行を遅らせる)に繋がります。
☆今回は食事のポイントをお伝えします☆
【ポイント1】適正体重・栄養状態の維持
中年期の肥満(メタボリックシンドローム)、高齢期のやせ(フレイル)
がリスクに繋がる事が分かってきており、年齢によって体重管理の認識を
変える事が必要です。
体重や栄養状態は認知症と関わりがあり、
特に高齢期に体重減少のきざしがあれば、栄養状態の低下から認知症に
繋がる場合があるため、注意しましょう。
【ポイント2】栄養バランスの良い食事
1日3食栄養バランスの良い食事をとる事が大切です。
をそろえて食べるようにしましょう。
【ポイント3】不足しがちな栄養素
栄養バランスの良い食事を基本にしても、不足しがちな栄養があります。
- たんぱく質 :(肉・魚・卵・大豆製品・牛乳・乳製品など)
- ビタミンA・D・E :(野菜・きのこ・たんぱく質など)
- ビタミンB12・葉酸 :(野菜・海藻類・たんぱく質など)
- EPA・DHA :(魚・ナッツ類など)
日本人が伝統的によく食べている和食(大豆製品、野菜、海藻など)+牛乳・乳製品
を組み合わせた食事が認知症の発症率が低かったという研究結果もあるようです。
認知症予防には、栄養バランスの良い食事をしっかり噛んで、楽しみながら食べる事が大切です。
さらに予防に効果的な食べ物、調理方法は
次週からは認知症予防によいレシピをご紹介します。
お楽しみに(^O^)/