ぼたもちとおはぎ

管理栄養士がお届けするブログ

今日はお彼岸が近いということでぼたもちおはぎについて紹介します☺

お彼岸のお供え物といえば、ぼたもちやおはぎが有名かと思います。
どちらもあんこを使った和菓子ですが、違いはあるのでしょうか?

ぼたもち
・春の花である「牡丹(ぼたん)」にちなんで。
・こしあんが多い … 小豆は秋に収穫されるため春になると皮が固くなって食べづらいことからという説があります。
おはぎ
・秋の花の「萩」にちなんで。
・つぶあんが多い

小豆、もち米、砂糖を使った同じ和菓子ですが、食べる時期によってこのように少し違います。
ですが、地域によってはぼたもちとおはぎの定義が違うところもあります。

また、ぼたもちやおはぎの材料の一つである「小豆
食物繊維ビタミンB1などが含まれていて、
腸内環境を整えてくれたり、疲労回復に繋がったりと、栄養もあります。

小豆に砂糖を加えたものが「あんこ」ですが、
あんこは平安時代に中国から点心という食文化が伝わり、
調味した肉や魚で作った「あん」を詰めたまんじゅうや団子が食べられたことが始まりだと言われています。

当時の日本では宗教上の理由にとり、肉食が禁止されていたため、
肉の代替品として小豆を煮て肉に見立てられたものが考えられたのだとか。

さらにツタの樹液を煮詰めて作る甘味料を入れた「甘いあん」が登場したそうです。
これが室町時代になると、砂糖が加えられ、全国に広まっていき、
江戸時代には小豆の皮を除いたこしあんが登場し、どんどんいろいろな形で進化していったようです。


甘くておいしいぼたもちやおはぎですが、だいたい1個180kcalくらいで、
おにぎり1個分と同じくらいのカロリーがあるため、ほどほどで美味しく楽しみましょう♪