抗原検査を上手に使おう

薬局では、体調が気になる場合にセルフチェックとして検査を実施できるよう、医療用抗原検査キットを販売しています。
承認後当初は、抗原検査キットで陽性の場合は確定診断となる一方、陰性の場合は確定診断のために再度 PCR検査が必要でしたが、
調査研究の結果、症状が出て2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されており、きちんと検査できれば現時点の陰性証明にも使えます。
※新型コロナウイルスの抗原定性検査キットは国が承認した「体外診断用医薬品」を選んでください。

抗原検査活用例

○感染している可能性に不安を抱える方
○あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある方 
たとえば、以下のような方が想定されます。
・感染者の周辺で濃厚接触者と特定されなかった方のうち感染不安を抱える方
・事業所等で感染者との接触はなかったが、感染に不安を感じる方
・高齢者施設を訪問する予定がある方など、あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある方
・感染拡大傾向時においても対人接触の機会が多い環境にある方
○同居家族に感染者が出て濃厚接触者になった場合
無症状でも最終接触日を0日目として、丸5日間は自宅待機となりますが、抗原検査キットを使い2日目・3日目とも自己検査で陰性が確認出来れば、体調管理やマスクの着用等感染予防行動の徹底を条件に3日目から解除が可能です。
症状がある場合、症状が出て2日目以降の抗原検査で陽性となった場合は病院でその旨を説明して確定診断に使用できます。
※抗原定性検査の検査結果の有効期限は検体採取日の翌日までです。
つまり検査結果が陰性であっても、感染しているがウイルス量が少ない状態である可能性を留意ください。
例えば濃厚接触者で3日目の抗原検査陰性で5日目に発熱があり検査したら陽性の場合もあります。この場合も3日目ではウイルス量が少ないため陰性になったが5日目に発症となります。
愛媛県陽性者登録センターについて(愛媛県ホームページ)