頭皮ケア

秋は1年の中で最も抜け毛が多くなる季節です。夏を過ごした後の頭皮は、汗・紫外線・クーラーによる血行不良や夏バテによる栄養不足などにより固くなり、そのまま放置しておくと、抜け毛や薄毛などのトラブルを引き起こしてしまいます。
また、冬が近づくと気温が下がって頭皮の血行が悪くなり、空気が乾燥すると抜け毛だけでなく、フケ・かゆみが増える原因にもなるので注意が必要です。

頭皮ケアのポイント
・毛穴の汚れ、詰まりを取る
夏は汗や皮脂がたくさん出ます。酸化した皮脂が毛穴に詰まってしまうと、抜け毛・薄毛・細毛の原因となります。
そこで大事なのが頭皮の洗浄ですが、ゴシゴシ洗いすぎると必要な皮脂まで落としてしまうので、頭皮を傷つけないよう指の腹を使って洗うようにしましょう。
・血流をよくする
髪をつくるのに必要なのは、健康な頭皮です。
頭頂部には筋肉がなく、自分で動かすことが出来ず血流が滞りやすいので、血流促進のためにはシャンプー前のマッサージが効果的です。洗う時と同様に指の腹を使い、生え際や耳の上辺りから頭頂部へ向かって頭皮を上へ引き上げるように小さな円を描きながらマッサージしましょう。
頭皮は顔の皮膚の延長にあり、マッサージを行うことは顔のリフトアップにもつながるのでおすすめです。また、シャンプー前のブラッシングも頭皮の血流を良くし、髪についたホコリなどを落とすことで、シャンプーの洗浄効果を高められます。
・乾燥を防ぐ
シャンプー選びが大切です。洗浄力の強いシャンプーは洗った後はスッキリしますが、逆に頭皮は強い刺激を受けてしまいます。
アミノ酸系のシャンプーは、汚れをしっかり落としつつ低刺激なので頭皮に優しくおすすめです。また、洗い方にもコツがあります。シャンプー前にお湯で髪の毛の汚れを落とす「予洗い」を行うと、その後のシャンプーの量が少なく済み、必要以上に皮脂を落とすことを防ぐことができます。
・食生活の改善
バランスのよい食事を心がけた上で、髪の基本成分のもとになるタンパク質、髪の発育を促進するミネラル(亜鉛・ヨウ素)、黒髪を保つメラニン色素の合成に役立つカルシウム、髪の新陳代謝を高めるビタミンB、頭皮の血流を良くして細胞の酸化を防ぐビタミンEといった髪や頭皮に良いと言われる栄養素を積極的に摂るようにしましょう。
また他にも、睡眠不足、アルコール・糖分の摂りすぎ、運動不足、ストレスも頭皮の状態に影響を与えます。規則正しい生活を心がけ、頭皮ケアも行って健康な頭皮環境を目指しましょう。