新型コロナワクチン接種が終わっても 感染予防対策は大切です

Q:ワクチンを接種した後も感染防止対策は必要ですか?
A:ワクチンを接種した方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、ワクチンを接種した方 (無症状の感染者等 )から他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません。
また、ワクチン接種が徐々に進んでいく段階では、ワクチンを接種した方も接種していない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。
このため、引き続き、感染予防対策「密集・密接・密閉3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行が必要です。
Q:ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染することはありますか?
A:ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する場合はあります。
ワクチンを接種して免疫がつくまでに1~2週間程度かかることや、免疫がついても発症予防効果は 100%ではありません。
また、効果も一生続くものではないことを踏まえると、接種後も引き続き、感染防止対策を継続することは大切だと言えます。
日本国内全体で2回のワクチン接種を終えた人の割合は、6月30日時点で12.01%ほどです。
この観点からもワクチンの接種率が増え、社会で感染がある程度収束するまでは、これまでと同じようにマスクや手洗いは続ける必要があります。
くれぐれも、「予防接種をしたから大丈夫」と思って予防策を怠らないようにしてください。
それが、周囲の大切な人に感染させないための最低限のマナーだといえるでしょう。
Q:夏場にマスクを着けるとやっぱり暑くて熱中症も心配です。
A:マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気が付かないうちに脱水になるなど、体温調節がしづらくなってしまいます。
暑さを避け、水分を摂るなどの熱中症予防と、マスク、換気などの感染予防対策とを両立させましょう。
熱中症を防ぐために、屋外で人と十分な距離がとれているなど、マスクをはずせる環境にあるときには適宜マスクをはずしましょう。
Q:おすすめのマスクは?
A:家庭用のマスクには、不織布マスク、布マスク、ファッションマスクなど複数の種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
使うシーンに合わせてマスクを選ぶとよいでしょう。
人混みや職場・学校など、感染リスクの高い場所で過ごすときには、飛沫飛散の抑制効果が高い不織布マスクを使用するのがおすすめです。
充分な換気がなされており、他の人と一定の間隔を空けられるなど感染リスクの低い場所で過ごすときや、運動時には、通気性が高く快適なファッションマスクや布マスクを使用してもよいでしょう。
※厚生労働省ホームページ参照