首の痛みの原因はもしかしてストレートネック?

首が痛い、肩がこってつらいなどの悩みを抱えている方も多いと思います。
首の痛みには様々な原因がありますが、そのままにしていると手足のしびれなどが起こり、日常生活に困ることも。早めに対策を始めましょう。
首の痛みの原因は?
当てはまるものはありませんか?
□スマホやパソコンでの作業時間が長い
 ⇒ストレートネックの可能性
□頭が下を向いてしまう・首がさがってきた
 ⇒首下がり症候群の可能性
□首をそらすと痛い、首から腕へ痛みが走る
□ボタンのかけ外しがうまくできない
□足がもつれて歩きにくい
□1日に 10回以上トイレに行く(または夜間に3回以上行く)
 ⇒頚椎症や椎間板ヘルニアの可能性
首下がり症候群や頚椎症や椎間板ヘルニアの可能性がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
ストレートネックとは?
首の骨は本来ゆるやかにカーブしていますが、真っすぐ(ストレート)になっている状態のことを言います。
近年、うつむいたままの姿勢でスマホやパソコンを長時間使用することなどから、ストレートネックの方が増えてきています。頭を支える首に大きな負担がかかり、首のカーブが次第に失われていきます。
病気ではありませんが、放っておくと慢性的な首の痛みや肩こり、頭痛といった不調にもつながってしまいます。
首に優しい姿勢とストレッチで予防しましょう!
人間の頭は5 kgほどの重さがあり、それを支えている首には大きな負担がかかっています。
うつむいた姿勢で首の角度が 30度程度になると、およそ 20kgもの負担が首や肩にかかると言われています。また、椅子に浅く腰かけて背もたれによりかかる姿勢も首に大きな負担をかけます。負担を軽減するためにも首に優しい姿勢をとりましょう。
①スマホの長時間使用を控え、使用する際は正しい姿勢を意識する
椅子に深く腰かけ足裏全体が床に接するように座ります。足の付け根に手を置いて、軽く胸を張ってみてください。正しい姿勢を簡単につくることができます。
スマホの画面を目線の高さに合わせるのが理想です。前傾姿勢にならないように気を付けましょう。
②同じ姿勢を続けない 
20~30分に一回は姿勢を変えるか、立ち上がるようにしましょう。
★ストレッチは首の筋肉だけではなく、首の筋肉につながっている大胸筋や僧帽筋と呼ばれる筋肉もストレッチするのがポイントです。
首の周辺の筋肉を緩めることで痛みを予防することができます。
・前後左右にゆっくりと首を伸ばすようにして回すストレッチ
・円柱状にしたバスタオルを首の後ろにおいて仰向けに寝転がり、ゆっくりと顔を左右に向けてストレッチ
・立ったまま後ろで手を組み、腕を伸ばして胸を開きます。頭を後ろに倒して、顎下を伸すストレッチなど
気が付いたときに首のストレッチをしてこりをほぐすようにしてみましょう。