薬剤師って、実際に勤務してみるとどんな感じなんだろう?
みらいの自分は、どんな場所で、どんな働き方をしているだろう?
こんにちは!ライター&デザイナーの窪田です。
平野薬局さんとは、求人用パンフレットのデザインなどで、チームの一員として関わらせていただいております。
さて今回から
シリーズとして、薬剤師さんのインタビューをお届けします。
第1回は薬剤師兼、社長の松田さんです!
エコ活動やSDGsに積極的に取り組み、イベントスペースと調理室が完備された「平野みらい薬局」をオープンしたりと、町の薬屋さんという枠を大きく超えた活動を展開している平野薬局ですが
改めて
平野薬局ってどんな会社なの?
なぜエコ活動にそんなに熱心なの?
というギモンを松田社長にぶつけてみました!
以下のインタビューで、地域への想いや独自の取り組みについて伺っていきたいと思います。
あなたが思い描く薬剤師とは?
薬学生さんにとっても、理想のワークスタイルを思い描く参考になれば嬉しいです。
地域の健康ステーションとして、一番に思い出してもらえる存在でありたい。
なかでも『健康ステーション』という言葉が印象的だったのですが、この言葉にこめられた理想(理念)を教えていただけますか。
私たちは地域の健康ステーションとして、健康で環境にやさしい生活習慣の提案とその実践に役立つ商品やサービスを提供し、皆様の生活の質の向上に貢献することを目指しています。
地域医療では長期で通院している高齢者の方も多いですし、顔なじみの薬剤師さんに相談できるのは心強いことだと思います。
服薬指導時のコミュニケーションはもちろんですが、健康相談もお受けするなかで、いざ困ったときに「平野薬局で聞いてみよう!」と思い出していただけるつながりを心がけています。
わたしたちの仕事は「薬を売る」ことではなく「健康を提供する」ことです。
平野薬局のスタッフみんなが、地域の健康サポーターでありたいと考えています。
環境問題に取り組み、持続可能な未来を目指す理由とは?
次の世代にわたって恵み豊かな生活を確保できるよう、SDGsの掲げる課題を自分たちの問題として捉え、多くの人が積極的に行動していくことが今まさに求められています。
健康で環境に優しい暮らしの実現、すなわち
持続可能な未来を実現することは、薬局が目指すべき本質である
ともいえます。
SDGsはさまざまな企業が取り組みをしていますが、ここまで早くから意欲的に活動している薬局は少ないのでは思います。
平野みらい薬局の看板にSDGsのロゴを掲げられていることからも、強い想いが伝わってきます。
おかげさまで2016年にはCO2排出量の削減やエコピープルの育成、マイバッグ推進などの活動が評価され「eco検定アワード2016 エコユニット部門」で優秀賞をいただきました!
スタッフも自ら率先してeco検定に挑戦したりと学びながら実践してくれているので、みんなのがんばりが評価され、たいへん嬉しかったです。
平野みらい薬局は、スタッフみんなで思い描いた薬局の実現。
おめでとうございます!
一見カフェと見間違うくらいの素敵さで、薬局とは思えません。(笑)
吹き抜けがある開放的な空間に、ココで働いてみたいとさえ思ってしまいましたが、このデザインにしようというコンセプトは、どこから生まれたのでしょうか?
「平野みらい薬局」は社員みんなで思い描いてきた薬局のあり方を一つの形にしたものです。
現在取り組んでいる「健康サポート薬局」をさらに発展させていくため、「学びと体験による健康づくり」をコンセプトに、健康教室や料理教室、自然体験プログラムなどを開催していきます。
(※2020年7月現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、教室はお休みし、健康相談のみ対応しています。)
エコの要素を取り入れたCLT工法や地中熱を循環させるジオパワーシステムを取り入れ、木の香りや自然エネルギーの要素を肌で感じていただける環境に配慮した薬局になりました。
服薬指導はもちろんのこと、体調の変化や心配事などのヒアリングをし、サポートできる公的サービスがあればご案内したりと必要に応じたフォローをしています。
在宅医療で大切なのは患者さんやその家族の気持ちに寄り添い、その人らしい暮らしを送っていただくことです。
最期まで住み慣れた家で暮らしを実現できるように、医師、看護師、ケアマネージャー、ヘルパーなど、多職種がそれぞれの役割から連携しチーム医療でサポートしています。
在宅の患者さま対応でも普段からオンラインで情報共有を行い、的確なサポートができるような体制を整えています。
平野薬局では、かなり前からレジ袋をマイバッグや紙袋へと切り替えていると聞きましたが、いつ頃から取り組んでいたのでしょうか?
患者さまの反応はいかがでしたか?
なので今では来局される多くの方が、エコへの取り組みにご理解・ご協力くださっていますね。
登録販売者も管理栄養士も。みんなが同じ理念を共有する。
(そして、会議後には食事会もあるとか…いいですね😋)
開催の目的や意味とは、どんなものでしょうか?
このPDCAサイクルを年ごとに充実させて、「理念型経営」に少しでも近づけるように、全社員が力を合わせ、内容を共有、協議する場になっています。
昨年は、男性むけの料理教室も初開催し大好評だったとか。
このようなアイデアは自然に出てくるのでしょうか?
(※現在、教室は休止中です)
薬剤師はもちろん、医療事務スタッフ(登録販売者)や管理栄養士がメンバーとなっていて、様々な視点から意見やアイデアを出しています。
今年の薬学生むけ求人パンフレットも若いスタッフが中心となり、彼女らの忌憚ない意見やアイデアを反映させて出来上がりました。
ベテランにしかできないこと、若手だからできることがあると思います。
異なる立場のスタッフが意見を出しやすい環境がある。
これは平野薬局の強みですね。(^^)
指導期間はどのくらいでしょうか。
人財育成を重視しているので、一人一人が自己実現するための目標を持ち、その人のライフステージに応じた個人の成長をバックアップしています。
さまざまな先輩から指導を受けられるのは、新人薬剤師さんにとって多角的な学びとなりそうです。
管理栄養士さんが常駐している薬局も珍しく、「薬を売るのではなく、健康を提供する」理念の実践なのだなと思います。
学び育つ環境と、人とのつながりを大切に。
社長として気をつけていることや、大切にしていることはなんでしょうか?
松田社長はメールのコメントにも優しさとユーモアがあって、親しみやすいお人柄を感じます。
そんな社長が思う、平野薬局の「ココがじまん!」を教えてください。
結局は「人」だと思います。
休日は何をして過ごされていますか?
最近は子供も大きくなってきて(中3、小6)、部活や友達と過ごす時間も増えてきたので、ますます貴重な時間になっています(笑)
勉強もそうですが、部活やサークル、バイトや旅行、そしてそれらを共有できる友人を作ることが何より大切だと思います。
松田社長は、持続可能な未来への確固たるビジョンで全社員を導きつつも、柔らかいお人柄がとても話しやすい方でした。
新型コロナウィルスによる対策では、ビニールカーテンの設置で全店舗を迅速にサポート。
また「コロナ禍でも優しさでつながろう」と呼びかける愛媛発の『シトラスリボン・プロジェクト』にいち早く応援企業として参加したりと、つねに社員や地域へ心を配ってます。
人を大切にする平野薬局は、
ベテランと若手が
職種をこえた交流が
お互いの学びを高めあえる環境を創り上げています。
それは、出産・育児などのさまざまな理由でライフステージが変化したときも変わらずに、みんなで支えていきます。
「健康なときも、そうでないときも。
一番に思い出してもらえる存在でありたい」
今治で一番歴史の長い調剤薬局として地域に根付きながら、さらなる未来を見据えて成長を続ける・・・
平野薬局は、同じ未来を描ける方・想いを共有できる方との出会いを心よりお待ちしています。
興味を持たれた薬学生さんは、ぜひこちらからご相談くださいね!