ウイルス対策(身の回りを清潔にしましょう)

新型コロナウイルス感染防止のためには、マスク着用を含む咳エチケットや手洗い、アルコール消毒等により身の回りを清潔にして感染経路を断つことが重要です。
マスクやアルコール消毒液の入手が難しくなっていますので、丁寧な手洗いの方法やアルコール消毒を使わない消毒方法をご紹介します。
手指の衛生管理に
<正しい手洗い方法>
ウイルスが持つ脂質の膜はハンドソープや石けんなどに含まれる界面活性剤に弱く、ハンドソープや石けんで10秒もみ洗いした後、流水で15秒すすぎ洗いをすることでウイルスを除去できます。
2回洗うとより効果的です。
手洗いをした後は、清潔なタオルやペーパータオルでよくふき取って乾かします。
帰宅時、トイレ後、調理の前後や食事の前は手洗いを行いましょう。
<正しい手指のアルコール消毒方法>
ウイルスや細菌の除去に消毒用アルコール(70%以上)が効果があるとされています。
手洗いができない場合は消毒用アルコールだけでも利用しましょう。
消毒用アルコールを手のひらにたっぷり取り、両手全体にまんべんなく広げて20秒程かけて手のすみずみまですり込んでいきます。親指、手首も忘れずに。両手が乾いた状態になったら完了です。
手荒れがあるとウイルスが残りやすいといわれていますので、ハンドクリーム等で手荒れを防ぐことも大切です。
身近な物の消毒
新型コロナウイルスや、嘔吐下痢などの症状を引き起こすノロウイルスなどには、アルコールよりも薄めた塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)の方が有効です。
よく触る場所を中心に1日1回は清潔にしましょう。
<消毒場所>
ドアノブや手すり、家電のボタンやスイッチ、携帯電話やパソコンのキーボードなど
<消毒液の作り方>
【用 途】
ドアノブ・スイッチ・手すり等
【濃 度】
0.05%
【希釈方法】
500mlの水道水に塩素系漂白剤を5ml(ペットボトルのキャップ1杯分)を入れる

 

【用 途】
吐しゃ物が付着した床等
【濃 度】
0.1%
【希釈方法】
500mlの水道水に塩素系漂白剤を10 ml(ペットボトルのキャップ2杯分)を入れる
※一般的に販売されている「塩素系漂白剤」(塩素濃度約5%)の場合,
使用にあたっては商品のパッケージやホームページの説明をご確認ください。
<消毒方法>
・消毒液を十分に含ませてしぼったペーパータオル等で、消毒する場所を拭き取った後(一方向に拭く)乾拭きします。金属部分は腐食する可能性があるので、水拭きをします。
・スプレー式ボトルでの噴霧は、ウイルス拡散の可能性があるため好ましくありません。
※注意事項
・汚れやホコリがあると殺菌効果が低下するため、日ごろの整理整頓、ごみやほこりを取る掃除がまず必要です。
・換気しながら行いましょう。
・塩素系漂白剤を扱うときは、マスクや手袋を着用しましょう。また、衣服につくと脱色の恐れがあります。
・作り置きしたものは効果が落ちるため、消毒する直前に希釈をしましょう。
・食器や箸などは、80℃の熱水に10分間さらすと消毒ができます。