◆◆活動性クローン病患者におけるバイオシミラーCT-P13とインフリキシマブの先発品との有効性と安全性の比較:国際的無作為化二重盲検第3相非劣性試験◆◆

【背景】 インフリキシマブのバイオシミラーCT-P13は、強直性脊椎炎および関節リウマチにおけるインフリキシマブの先発品との臨床比較後、クローン病での使用が承認された。しかしながら、そのような適応の外挿に対する懸念が示されている。この研究では、CT-P13が生物学的治療を受けていないクローン病患者においてインフリキシマブに非劣性であるかについて調査した。

【方法】 この無作為化多施設二重盲検第3相非劣性試験では、非生物学的治療に反応しなかったかアレルギーがあった活動性クローン病患者を登録した。患者を1対1対1対1の割合で、30週目時点でCT-P13を継続する群・CT-P13からインフリキシマブへ切り替える群・インフリキシマブを継続する群・インフリキシマブからCT-P13へ切り替える群に無作為に割り付けた。患者には0・2・6週目にCT-P13またはインフリキシマブを5mg / kgの用量で、その後8週ごとに54週まで投与した。主要評価項目は、Crohn’s Disease Activity Index(CDAI:クローン病活動指数)がベースライン時から6週目までに70ポイント以上減少した患者の割合とした。非劣性マージンは-20%に設定された(治療差に対する両側95%CIの下限が-20より大きければ、CT-P13はインフリキシマブに対し非劣性である)。この試験は、ClinicalTrials.gov、ナンバーNCT02096861に登録されており、完了している。

【結果】 2014820日から2017215日までに、308人の患者の適格性が評価され、220人が登録された。111人をCT-P13から開始する群(CT-P13–CT-P1356人、CT-P13–インフリキシマブ群55人)、109人をインフリキシマブから開始する群(インフリキシマブインフリキシマブ群54人、インフリキシマブ–CT-P1355人)に割り付けた。6週目でのCDAI-70奏効率は、CT-P1377/111 [69.4%、95CT 59.977.8])とインフリキシマブ(81/109 [74.3%、95CI 65.182.2])で類似していた;差は-4.9%([95CI 16.97.3])で、従って非劣性は証明された。研究期間全体で、147人(67%)の患者が治療により発生した有害事象を少なくとも1つ経験した(CT-P13–CT-P13群で36[64]CT-P13–インフリキシマブ群で34[62]、インフリキシマブインフリキシマブ群で37[69]、インフリキシマブ– CT-P13群で40[73])。

【考察】 この研究は、活動性クローン病患者におけるCT-P13の、インフリキシマブに対する非劣性を示した。バイオシミラーCT-P13は、活動性クローン病の治療の新しい選択肢となり得る。

【資金提供】 CelltrionPfizer

※原題:Efficacy and safety of biosimilar CT-P13 compared with originator infliximab in patients with active Crohn’s disease: an international,randomised,double-blind,phase 3 non-inferiority study

※インフリキシマブは、「レミケード」の商品名で田辺三菱製薬から発売されている。

(393;1699-707Byong Duk Ye et alApril 27,2019)