骨を強くしよう

骨を強くするために何か気をつけていることはありますか?

骨の量は成長とともに増えて20代で最大になり、それ以降は増えません。

その後は年齢を重ねるにつれて自然と少しずつ減少していきます。

特に女性の場合は閉経後に急激に減少します。

そして、一定量を下回るとちょっとしたことで骨折しやすくなる、骨がスカスカの状態である骨粗しょう症になってしまいます。

骨を強くするためには、子どもの頃から食生活に気を配り、運動をすることが大切ですが、今からでも遅くはありません。

骨の健康のために対策をしていきましょう!

カルシウム・ビタミンD・運動が基本!

○カルシウム

骨のために必要なものと言えば一番に思いつくのではないでしょうか。
骨を構成する大事な栄養素です。
多く含まれている牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、ひじき、大豆製品、小松菜、チンゲン菜などの食品を積極的に取り入れましょう。

○ビタミンD
カルシウムの吸収を高めます。
鮭や青魚、きのこ類に多く含まれているため、カルシウムを多く含む食品と一緒に摂りましょう。

○運動
負荷がかかるほど、骨をつくる細胞の働きが活発になり、強くなります。
ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどが有効ですが、散歩や階段の上り下りを取り入れるなどして普段の生活の中で運動量を増やしていきましょう。

他にも対策を!

○適度な日光浴
日光に当たることで体内でもビタミンDが作られます。
そのため適度な日光浴は骨を丈夫に保つためにも必要です。
過度な紫外線対策はビタミンD不足に繋がるため、運動する機会を設けるなどして日光と上手に付き合いましょう。

○ビタミンK
骨の形成を促進する働きがあります。納豆やほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれて
います。

○リンに注意
カルシウムの排出を促進してしまうものがあります。
インスタント食品や加工食品、スナック菓子などの食品添加物として含まれていることがあるため、食べすぎには注意しましょう。

○お酒や喫煙、カフェインに注意
過度のお酒や喫煙はカルシウムの吸収を阻害してしまいます。
また、カフェインも摂り過ぎると利尿作用によって尿へのカルシウム排泄が増えてしまいます。
禁煙を心がけ、お酒やカフェインは控えめにしましょう。