2018世界禁煙デー&禁煙パレード

世界保健機関(WHO)は1989年より5月31日を『世界禁煙デー』と定め、厚生労働省においても世界禁煙デーに始まる一週間(5/31~6/6)を『禁煙週間』として定めています。

WHO世界禁煙デー2018のテーマは「Tobacco and heart disease(タバコと心臓病)」です。
WHOは「タバコは脳卒中を含む様々な心臓血管系疾患の原因となる。タバコがもたらす心臓疾患のリスクを軽減するために何ができるのか?」と呼びかけています。

松山では世界禁煙デーに先駆けて「禁煙推進の会えひめ」が主催となり、5月13日に禁煙パレードが開催されました。
このパレードは毎年開催されており、今年は医療関係者や市民の皆さん約60名が参加し風船やティッシュを配りながら
タバコからあなたのハートを守ろう!」「2020年、受動喫煙のない社会を目指そう!」「タバコの煙から子ども達を守ろう!」
など禁煙を呼びかけながら大街道と銀天街をパレードしました。

パレードの前には毎年、有志の方達が大街道周辺に捨てられている吸い殻を拾ってくれてい
ます。今年は約3000本の吸い殻が捨てられており、残念なことに昨年の数を上回っていました。

 今回、「禁煙推進の会えひめ」の松岡宏会長(県立中央病院医局長)に、禁煙やパレードにかける思いについてお話を聞くことができました。

「現在、喫煙で年間15~20万人の人が亡くなっていて、受動喫煙では1万5千人以上の人が亡くなっています。これは交通事故で亡くなる人の約4倍にあたります。禁煙をすることはタバコをやめることでなく、ニコチン依存症という病気を治すことであるということをみなさんに知ってほしい。また、この禁煙パレードをすることで世界禁煙デーというものを世間の人に知ってもらいたい。そしていつか、タバコがなくなる日がきてほしい。」

また、今年のWHOのテーマについては

「心筋梗塞になり救急車で運ばれてくる40~50歳代の人のうち90%以上が喫煙者で、まだ子どもの教育費などお金もかかる年代の人たち。ぜひ愛する家族のため禁煙をしてほしい。」

と強く語ってくれました。

松岡会長の禁煙に対する熱意を聞き、このパレードをきっかけに少しでも喫煙者が減ってくれることを私たちも願っています。

禁煙を考えている方がいましたら、いつでも平野薬局にご相談ください。