しっかり噛んでアンチエイジング☆

しっかり噛んでアンチエイジング☆

「アンチエイジング」という言葉は、最近よく耳にします。
直訳すると「抗老化」「抗加齢」
 
「不老長寿」「若返り」などの言葉が昔から使われているように、いつまでも若々しく健康でいたいと思うのは、いつの時代も変わりません。

アンチエイジング商品もブームですが、普段の食習慣の中に、アンチエイジングにつながる秘訣があることをご存知ですか?

その秘訣は・・・

「よく噛んで食事をすること」です。

 
 

☆噛むことで期待できるアンチエイジング効果☆

脳を活性化
よく噛むことで脳の血液量が増え、記憶力を高めます。
良く噛むことで海馬を含む側頭葉内部や前頭・頭頂連合野領域が活性化することがわかっています。
噛むことが認知症の予防にもつながります。

美肌効果、歯の病気予防やがん予防にも期待
噛むと唾液がたくさん出ます。
唾液には、皮膚や脳の老化を抑えて若返りを促すホルモン(パロチン)が含まれているといわれています。
また唾液の働きには口の中をきれいにしたり、むし歯や歯周病予防効果もあります。
その他、食物中の発がん物質の働きを抑えたり、活性酸素を消失させます。
さらに、ウイルスなどを直接攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞を増加させたりします。

胃腸の働きを促進
よく噛むことで消化吸収が助けられ、胃・腸の負担が軽減され、便秘解消にもつながります。

小顔、ダイエット効果も期待
よく噛むことは、口の周りの筋肉を鍛え、顔を引き締めます。
よく噛めば、脳の「満腹中枢」が刺激され、早くお腹がいっぱいになります。

全身の体力向上
よく噛むことで力がわき、日常生活への自信も生まれます。
力を入れて踏ん張りたい時、歯を食いしばることで力がわきますね。

心も体もリラックス
噛むことで心身のリラックス作用を引き出すといわれています。
実際、健康な人にガムを噛んでもらい、そのときの脳波を調べてみると、リラックスしたときに観察される「α波」が増加し、
イライラしたり緊張しているときに出る「β波」の低下が認められます。それは、ガムを噛み終わった後にも持続します。
よく大リーグの野球選手がガムを噛んでいますが、これも心身をリラックスさせ、ベストの運動能力を発揮させる効果を実感しているからなのです。

 
 

十分な唾液の分泌を促すために・・・

一口につき30回噛む
噛み方にもポイントがあり、片側だけで噛むのではなく両側で均等に噛むこと。
右で10回、左で10回、両方同時に10回というように意識すると良いようです。
片側だけで噛むと顔の歪みなどの要因になるので、必ず均等に噛むことを心がけましょう。

食事中の水分摂取は少なめに
食べながら水分をとると、あまり噛まなくても飲み込むことができてしまいます。
食事が口の中に入っている時に一緒に飲み物をとることは控えた方が良いですね。
スープ類がメインであれば、中の具やサイドメニューには歯ごたえの良いものを必ず使用するなどの工夫をすると良いでしょう。