◆◆様々な頻度の全血献血の効率性と安全性 (INTERVAL):供血者45000名の無作為化試験◆◆

◆◆様々な頻度の全血献血の効率性と安全性  (INTERVAL):供血者45000名の無作為化試験◆◆

【背景】
全血献血の頻度における制限は、主に供血者の健康を守るために存在する。しかしながら、許される献血の最大頻度において、血液サービス間で相当なバリエーションが存在している。我々は、英国における標準的な実践と他国で用いられている献血間の短い間隔を比較した。

【方法】
この平行群間実際的無作為化試験において、我々は英国・イングランドの25施設から18歳以上の全血供血者を集めた。コンピューターによるアルゴリズムを用いて、男性は12週(標準) vs 10週 vs 8週の献血間隔へと無作為に振り分け(1:1:1)、女性は16週(標準) vs 14週 vs 12週の献血間隔へと無作為に振り分けた(1:1:1)。参加者は自分たちの振り分けられた介入群についてマスクされなかった。主要アウトカムは2年間の献血数とした。安全性に関連した二次アウトカムは、生活の質(QOL)、献血と潜在的に関連した症状、身体活動、認知機能、ヘモグロビンとフェリチン濃度、およびヘモグロビン低値による献血延期とした。この試験はISRCTNにナンバーISRCTN24760606として登録され、現在も進行中だが参加者は募集していない。

【結果】
全血供血者45263名(男性22466名、女性22797名)が2012年6月11日から2014年6月15日の間に集められた。データは参加者45042名(99.5%)について解析された。男性は12週(n=7452) vs 10週(n=7449) vs 8週(n=7456)の群へ、女性は16週(n=7550) vs 14週(n=7567) vs 12週(n=7568)の群へと無作為に振り分けられた。男性において、12週群と比較して8週群では2年間の供血者あたりの平均血液採取量が1.69ユニット(95%CI 1.59-1.80;約795mL)、10週群では0.79ユニット(0.69-0.88;約370mL)増加していた(どちらもp<0.0001)。女性では、16週群と比較して12週群で0.84ユニット(95%CI 0.76-0.91;約395mL)、14週群で0.46ユニット(0.39-0.53;約215mL)増加していた(どちらもp<0.0001)。無作為振り分け群にわたり、生活の質、身体活動、または認知機能に関して有意な差異は観察されなかった。しかしながら、献血頻度が多くなると標準頻度群で観察されたよりも献血に関連した症状(例えば疲労感、息切れ、意識が遠のく、めまい、およびむずむず脚、とくに男性[リストに挙げたすべての症状])の増加、ヘモグロビンとフェリチンの平均濃度の低下、そしてヘモグロビン低値による延期の増加という結果につながっていた(それぞれp<0.0001)。    【考察】
2年間にわたり英国における標準的方法よりも献血頻度を多くすることは、供血者の生活の質、身体活動、または認知機能において大きな影響なく実質的に多くの血液を採取できたが、献血に関連した症状、延期、および鉄欠乏が増加する結果となった。

(390;2360-71:Emanuele Di Angelantonio et al:NOVEMBER 25,2017)