酷暑だった夏が終わり、ようやく過ごしやすい季節がやってきました。
今年の夏は熱中症の心配があり運動を控えていた人も多いのではないでしょうか?
朝夕が涼しくなり様々な活動に適した季節となりましたので、健康な体づくりのために再び運動する習慣を再開してみませんか。
まずは+10(プラス・テン)で体を動かす習慣をつけましょう
「+10(プラス・テン)」とは、健康寿命を伸ばすために厚生労働省が「今より10分体を動かそう」と推奨している健康づくりのための活動指針です。
年齢や生活習慣によって人それぞれ日々の運動量は異なりますが、自分の今の生活習慣に10分多く体を動かす習慣を取り入れるだけなので誰でも簡単に始められます。
「+10」の内容は自分の身体活動量に合わせて取り組みましょう。
健康のための身体活動チェック
例えば、軽く汗をかくような運動を週2日以上する習慣のある方は筋トレやストレッチ、ジョギングなどをあと10分追加する。
普段あまり運動をする習慣のない方はラジオ体操や自転車通勤、エレベーターでなく階段を利用するなど生活の中で今より少しでも長く体を動かすことから始めましょう。
無理は禁物!
健康のためにと思って取り組んでいても過度な運動は逆効果となってしまいます。
例えば筋力トレーニングの場合、筋肉に負荷をかけていったん壊れた筋肉の細胞が回復するときに以前より細胞が増えることで筋肉が太くなっていきますが、毎日激しい筋トレを続けると細胞の回復が破壊に追いつかず逆に筋肉が細くなったり、けがにつながったりしてしまいます。
ウォーキングやジョギングの場合も過度に行うと、特に高齢の方では膝の関節に負荷がかかりすぎ痛みの原因になることもあります。
何事も過ぎたるは及ばざるが如し。
時間や運動強度は少しずつ増やし、体調が悪い時は無理をしない、痛みや違和感のある時は専門家に相談するなど自分の体に合わせて取り組みましょう。
一般に、健康増進のためには18~64歳では1日8000歩が目安です。
また、18~64歳では毎日合計60分、65歳以上では合計40分を目標に生活の中で元気に体を動かしましょう。
継続が大切
健康増進のためには毎日少しずつでも習慣にして続けることが大切です。
そのためには、家族や友人などと一緒に楽しく取り組みましょう。
これから紅葉の季節ですので、いつもと気分を変えて美しい景色を眺めながらのウォーキングも素敵ですね。